こんばんはー
館長のジャポネスノーマンです。
皆さんは小説や漫画の実写化についてどう感じておられるでしょうか。ジャポネスノーマン的には、「監督さん、実は原作そんなに好きじゃないのか?」という気持ちです。まぁ映画製作者側もクリエイターの人ですから、どうしても自分の色を出したい性分なのでしょうか。
そんな中で、実写化で数少ない称賛を受けた作品が、フリップ・ラショー監督が手がけたフランス版シティーハンターです。アマプラにて、視聴してみましたので、早速フリップ・ラショー監督のホロスコープを読んでみます!
過去3回にわたって、赤い線で形成されたTスクエアを扱ってきましたが、フリップ氏にもありましたね。基本的に、なぜこの方は成功したのか、ホロスコープがどうなっているのかが気になって選んでるだけなのですが、なぜかTスクエアで共通されている方が多いようです。初見の方のために説明しますと、Tスクエアは葛藤や困難を与えられる星回りです。フリップ氏のTスクエアは柔軟宮ですので試行錯誤の困難が起こりやすいようです。
そしてそのTスクエアの三角形と同じくらい目立つのが、青いの三角形が目立ちますがこちらは援助の星回りです。ただ月の星座は正確な出生時間でないと同じ日であってもズレてしまうので微妙はところです。こちらはとりあえず置いておきます。
構成にあらわれる星回り
太陽星座がかに座というわけですが、ご自身の奥様をヒロインに起用なされているあたり、家族や身内好きの性質があらわれているのが見受けられます。加えてかに座の得意分野は模倣にありますので、原作が先にあるものを扱うのが上手く、なおかつ多少のアレンジを入れるのも得意な星です。またご自身も原作の大ファンらしく主演を務められていらっしゃいますが、原作のシティーハンターも日本人離れしたプロポーション、輪郭ですので、フランス人の方向性で功を奏したのかもしれません。原作は主人公の冴羽遼が美女にセクハラまがい(未遂)のボケに香が激しめのツッコミをいれるのが定番ですが、ギャグの部分は全体的にシュールでフランス式だなぁと感じ、これが監督の味なのかと思いました。
ただここだけきくと、原作破壊に思われますが、原作にとって大事な、遼と香の相棒兼友達以上恋人未満の関係、香へ対するイジり、定番喧嘩シーン、遼のもつコミカルさと戦闘シーンでのギャップ、香と兄と過去など、重要部分は変えずに大事に描写していた点が好感をもたれたのだと推測します。映画は原作にはないオリジナル作品ですが、要所要所に上手く落とし込められていて、別ものとしても面白いと個人的に思います。
まとめ
毎度恒例の月の星座の判定ですが、今回も悩ましいところです。いて座でもさそり座でも違和感がないので。外国のものが好きなあたりはいて座ぽいし、映画制作のために原作者の北条司先生へ、熱烈なアプローチと、制作にあたるために膨大な原案、制作案を送るところはさそり座ぽいなとも思えます。どちらも狙いを定めたら目標達成まで頑張る星なのでなんとも言えません。
しかしなんにせよ、原作を貶めずに作り上げるその姿勢は我を出したがる強さよりも、原作を愛する強さが大事だと、フリップ氏を通して伝わるものがあることは確かですね。ほかの監督にもそうあってほしいと願っています。
できないなら作るな、とも願っています。
ではまた〜
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