こんばんは
館長のジャポネスノーマンです。
連載もアニメも大人気のスパイファミリー。しかしそれまで数多くの連載をしながら日の目を見るまでが長かった作者、遠藤達哉先生のホロスコープを読んでいきます。
前回の藤本タツキ先生と同じく、赤い三角形、Tスクエアの部分が目立ちます。ただ藤本先生の活動宮のTスクエアとは違い、柔軟宮のTスクエアを形成しています。この柔軟宮のTスクエアは、試行錯誤の葛藤が生まれやすくなります。一貫性をもつことで安定し、生産性をもつことができるといわれています。試行錯誤や葛藤することは作家さんにとって、切っても切り離せないものなのかもしれません。
不遇の時代は、この星回りからうかがえる
次に金星のふたご座と海王星のいて座が180度のオポジションの位置をとっています。金星は好きなものや趣味を担当し、海王星は芸術や幻想や夢想を担当しています。この180度の関係は、対立しあう関係なのでうまくいかせるのは非常に困難であり、どちらかが圧迫する関係です。このことから、自分の好きなものや理想とする夢がうまく噛み合わないことが読み取れます。今まで遠藤先生がスパイファミリーが売れるまでの作品は、月華美刃やTISTAなどシリアスな雰囲気の作風であり、実際先生自体はシリアス好みであったため、好きな作風が理想通りに行きづらいところもあったのかもしれません。しかしその金星のふたご座ですが、冥王星のてんびん座が120度の角度で位置しているので、必ずしも好きなことがうまく行かないわけではありません。120度は援助の角度であり、てんびん座はセンスを表し、冥王星は影響力を表します。またふたご座は文才を表すので、文才に美的センスが加えられ、影響力も手助けするといった形です。不遇の時代であっても、ファンは着実につけていったことがうかがえます。
成功したポイントの星回りはここにあった
ハードアスペクトとソフトアスペクトが入り乱れているところをみると、水星のかに座あたりでしょうか。前述した冥王星のてんびん座、くわえて火星のてんびん座が厳しい90度の角度に位置しています。しかしそこに木星のおとめ座が60度の角度で援助しているようです。厳しい角度の火星、冥王星、水星をみると、仕事のこだわりがアダになったり衝突が起こったりしますが、冥王星の手助けでその逆境を乗り越えられるといったものです。また援助の角度の木星おとめ座の場合は、仕事を表す水星をサポートしているようです。しかもおとめ座は実務能力の高い、かなり頭の良い担当の星なので、そういった方からのサポートが得られやすいです。先生は有能な補佐役に恵まれやすい星回りかもしれません。
続いて水星のかに座ですが、水星にかに座がある場合、大衆向けのもの、家族向けのものを取り扱う、誰かの良いところを見本にすることで発展しやすい位置になります。くわえて目的意識や栄誉を示す太陽星座と課題を示すドラゴンヘッドがしし座にあるので、王道なもの、ポップなもの、わかりやすいもの、子供向けのものを取り扱うと成功しやすい傾向にあります。しかもこの太陽星座とドラゴンヘッドはハードアスペクトの邪魔は全く入らない位置にあります。この場合、サクサク物事を進めやすいともいえます。
王道でポピュラーな家族もの、まさしくスパイファミリーはその条件をみたした作品だといえます。
本音の部分を考察してみる
ただ遠藤先生自体は、インタビューやファンブックで語られていましたが、あまり今作に思い入れはないそうです。そのあたりは本音や潜在意識を表す月の位置をみてみますが、前回のとおり、月は1日半で移動して位置がかわってしまうため、正確な出生時間がわからないと判定は難しいです。(自動的に12時で設定されます。これは誤差が少なくなるためです)
月をこのままで判定する場合、いて座となるわけですが、さそり座でも違和感はなさそうです。
というのも、さそり座は暗さや陰鬱さ、恨みや因縁、オカルト、生と死、秘密などを担当するシリアスな星座だからです。オカルトの場合はアーニャちゃん、死はヨルさん、秘密は黄昏さんをはじめとする全員に共通するテーマでもあるわけですから。もちろんいて座でも違和感はなさそうです。いて座は哲学的な部分も担当している星なので。そしていて座が0度の場合、さそり座の部分も引き継ぐので両方の場合もあります。でも美形は描きたくないというこだわりや、前作の作品も合わせて考えるに、さそり座が近いかなぁと個人的に思った次第です。
以上でホロスコープ読みはここまでです。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
少しでも参考になったら幸いです。
ではまた〜
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